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JR常磐線・千代田線「綾瀬駅」徒歩2分の「東京綾瀬腎クリニック」にて院長をしています。院内広報誌の内容と日々の想いを掲載しています。

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長期の血糖推移の指標の主体変更について
(10/09)
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リン、カルシウム濃度の管理
(06/15)
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感染予防と栄養補給について
(01/30)
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長時間透析について
(12/14)
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ドライウェイトについて
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第1回葛飾区慢性腎臓病勉強会
(09/14)
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第1回公開栄養講座
(09/05)
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高尿酸血症のお薬についてと、透析学会
(07/20)
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避難訓練・予防接種・栄養学級
(10/18)
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二次性副甲状腺機能亢進症について
(08/23)

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リン、カルシウム濃度の管理



現在のご通院中の透析患者さま方の2012年5月のCa/P/intPTH状況です。
78%の方が透析学会ガイドラインの目標値に入っています。
リン吸着薬は、沈降炭酸カルシウム1500‐3000㎎/日、塩酸セベラマー3錠~30錠/日の
組み合わせでどうしても困難な方に、ホスレノール1錠頓用から3錠/日でご処方しています。
今後新しい吸着ポリマーが利用可能になるのでこれも期待できます。
ビタミンDはその多様な生体内有用性から少量でも極力投与します。
最少量でアルファロール0.5μg/週から通常オキサロール5~15μg/週以内、
最大量オキサロール20μg/週(15μg/週以上はPTX後の残腺あるも再手術困難例のみです)
あるいはロカルトロール最大で2.5μg/週以内

それでPTH管理困難例(及び高Ca、高P例)にはシナカルセトを内服いただいています。
シナカルセト12.5~100㎎/日(100㎎はPTX予約済待機中の方です)。
皆様引き続き頑張ってください。


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