2011年07月号
◇高尿酸血症のお薬について
~2011/6/28(Tue) 院長ブログより~
夏日が続きますね!
5月に発売された高尿酸血症のお薬の説明を聴きました。
これまで一剤しかなかった尿酸合成阻害剤の新薬で、効果や副作用への安心度が期待されるお薬です。
今のお薬が合わない方、効き目の薄い方には特に朗報ですね。
新しいお薬ですから特に注意深く経過をみるのはもちろんですが。
腎臓が悪くなると老廃物の一つである尿酸がからだにたまり
たまった尿酸が腎臓をさらに悪くするので適切に尿酸値を下げられるよう管理できることが大切です。
◇透析医学会
~2011/6/18(Sat) 院長ブログより~
日本透析医学会の中日です。
いつものパシフィコ横浜です。
朝から水質基準の研修講演を聴いています。
無菌かつ無発熱物質の透析液を目指した基準が決められていて、
全ての施設がこれを満たせるようにしましょうという学会の指導です。
うちも基準は余裕でクリアしていますが全て日進月歩、
それに、災害時に利用するダイアライザについても、施設の安全管理委員長の私には大事な課題です。
今日は技士の発表(下記参照)で、自分の発表は明日ですが、その後の座長の方が楽しみです。演者の先生方に深くしっかりお訊きできるので。
~臨床工学技士 成沢より~
今回の学会では、ダイアライザAPS-ELとPES-SEαにおけるHDFでの性能評価の発表を行いました。
結果は、簡単に説明するとPES-SEαがAPS-ELより、小分子・大分子の毒素が体から抜け、必要な栄養素は体から抜けにくいという結果でした。以前は2つとも使用していましたが、現在はPES-SEαのみを当クリニックでは使用しています。
今後とも個々の患者様に合ったよりよいダイアライザを使用していきたいと思います。
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